「日経」がダメ出ししてくれましたよ。
つまり会社としてのダメさ加減にお墨付きもらったようなもんだ。まあ、日経も会社としては相当ダメっぽいですが。
とにかく全国の経営者からサラリーマン、ふつうの人まで、有様が知らしめられたということで。古河……じゃなくてJR東も何か考えるはずと期待したい。っつうか、もちろんこの記事で初めて気付くようではさすがに何も期待できないけど。
とりあえず、JR東には“意見”しときました。
千葉、主力が相次ぎ流出、オシム氏築いた礎揺らぐ、背景に経営陣への不信。
Jリーグ開幕(3月8日)に向けた各クラブの補強も大詰め。その中で1部(J1)千葉が主力の大量離反の憂き目に遭っている。日本代表MF羽生がFC東京に移籍するほか、U―23(23歳以下)日本代表のMF水野やDF水本らの移籍が決定済み。日本代表前監督のイビチャ・オシム氏が築いたチームの礎が大きく揺らいでいる。
降格もしていないのに、これだけ一度に将来のある主力がチームを離れるのは、Jリーグ全体でも過去にない。水本がG大阪、日本代表MF山岸が川崎へ移籍。水野はスコットランドのセルティック移籍で合意済み。主将のMF佐藤勇も京都への移籍に傾いている。
昨季の13位から巻き返したいクラブにとっては非常事態だが、実は千葉の主力流出は毎年のように起きている。下部組織出身のDF山口(現G大阪)、酒井(現神戸)が去ったのをはじめ、3年前には当時日本代表のDFの茶野と村井が磐田へ。昨オフはチームの顔である日本代表MFの阿部が浦和に移った。
経営基盤が盤石でないだけに、過去には育てた選手を放出して移籍金を稼ぐ戦略を進めた時期もあったが、今回は意味が違う。先月初めに成績不振を理由にアマル・オシム監督と、就任1年目の唐井統括本部長を解任。直後に選手側が経営陣に運営方針の説明を求めた。結果的に“オシム色"を薄めているクラブに対する選手の不信感が、相次ぐ移籍の背景にあるとみられる。
後任監督の選任にも時間を要し、十四日にようやく元G大阪監督のクゼ新監督(クロアチア)が就任記者会見。「まずは選手の確保が必要」と訴えた。十億円超の移籍金収入がありそうだが、現時点での大きな補強はMF坂本の新潟からの復帰だけ。G大阪監督時代に稲本や宮本を一人前にした新監督の手腕が頼みの綱だ。(山口大介)
〔表〕千葉を去った主な選手
酒井友之(現神戸) 2001年から名古屋
山口 智 01年からG大阪
佐藤寿人(現広島) 02年からC大阪
村井慎二 05年から磐田
茶野隆行 05年から磐田
阿部勇樹 07年から浦和
羽生直剛 08年からFC東京
水本裕貴 08年からG大阪
水野晃樹 08年からセルティック
山岸 智 08年から川崎〔写真〕横浜Mに敗れ、肩を落とし引き揚げる千葉イレブン(07年11月)
日本経済新聞(2008年01月17日朝刊)