札幌再訪

先行予約してしばらく前にゲットしたまま何のアクションも取ってなかったサッカー日本代表のアジア杯最終予選対サウジアラビア戦。問題はその会場が札幌の札幌ドームってことでしたが、月初めの米国往復の余韻か、何気に飛行機押えて半休二つ申請して(通って)午後から札幌向かうことに……ってもちろん手続き処理は前日完。

何しろそれは親父さんによる第一段階終了試験のようなものであり、また親父さん自身に対するて同じ意味をもつテストであり……結果次第ではネガティブな評価しかできない輩にヘタな口実を与えかねず、一方、アウェイで一敗した敵に対するリベンジ戦であり、つまり相手が決してたやすくないことを意味し、予選第一位通貨を賭けた一戦でもあり、つまり相手もマジであることを意味する試合だったわけで。
そしてそれは十年以上ぶりに訪ねる青かった時代の生活地へ旅(?)であり、地名に背中を押された要素もメチャ強く。

テキパキと作業片付け、最適経路で羽田空港へ。初めての“ビッグバード"で道迷いつつ、B767(たぶん)搭乗。国内線で飛行機乗るのも何年ぶりだったろう。

新千歳空港も初めてか。札幌ドームを通るバスに乗る。『ViVi』の読者モデルのような身なり(?)の数人組も同乗。彼女らに留まらず、東京圏の日常とは微妙に違う空気感の女子多数。

住んでた時もほとんど通らなかった高速道(たぶん)はいつの間にか事故渋滞。とにかくキックオフに間に合わせてくれ!でしたが、何とか30分前ほどに着。

札幌ドーム。まさに日ハム本拠地。きれいなステキなスタジアムでしたが席に着くまで一苦労。登って行かないと出現しない席番号だったんだなあ。でかいカバン抱えて、スタンド半周、参りました。しかもカテ1だかメインSSだかの最高料金の席がコーナー上段って。おかげで二点目の展開は目の前というか目の下でしっかり見ることできましたが。

3-1。試合内容は言うことなく。枠に入った巻のヘディングシュート、チャンスを逃さず一点目を決める我那覇。今野を追い越して左隅に走り、相手 DFの注意を引いた加地と、内側に切れ込んでドンピシャのクロスを放る今野のコンビ。そしてまたしっかり合わせる我那覇。得点シーンだけ取り上げても、親父さんの方向性が選手らのカラダになじんで来てるよい兆しを観ることが出来ました。ヨシ。

試合後、どうせやることないので、募集してたクリーンボランティアに参加しようと集合場所探して、結局、見つからず、そのままシャトルバスで地下鉄駅へ。「平岸」だって、なつかしい。

予約したホテルは当時建ったばかりの、就活リクルータで一度泊まったきりの小さな「ロテル・ド・ロテル」。大通り〜ススキノにある洒落た造りのそこに着くまでも一苦労。地図を読まないオトコだもんなあ、迷い切るまで。知らないビルも大勢建ってたけど、四プラやパルコは昔のまま。中味は大分変わってそうだけど。

一泊6千円台なんて信じられないかわいらしいホテル。唯一の誤算はネットに繋がりそうなカケラがちっともなかったこと。ダイヤルアップ……止めました。とにかくハラが減りました、夜11時30分。

食べたかったのは魚貝類。カニ、スシ、焼魚。でもススキノを歩いてるだけで寒くなり、ナベ方向に転向。しかしおなか空き過ぎて、結局、肉側に寝返る。入ったのはおばちゃん二人でやってるジンギスカン屋。いやあ、食いました飲みました。特に野菜焼き。モヤシ一山残して完食。

店を出ると、通りの向かいにワインバー。そういえばボジョレヌーボー解禁日でしたね。でもそれはお断りしてモレのピノをカウンターで一杯&チーズ。リストは中々ガンバってましたよ、Unico とか載ってたし。それからデュジャックのマールを一杯、ゆっくりと。やっぱしススキノ、いいなあ。

翌朝は朝5時半起きで8時の便に乗る。千歳までは今度は鉄道で。大きくなった札幌駅から一時間。最大の心配事は朝8時前に空港の売店が開いてるかってことでしたが、着いてみると何の問題なく全開状態。出張風ビジネスマンがワサワサ買物してました。

会社からリクエストあった「ハスカップ・ジュエリー」一箱確保。「白い恋人」後継の新作一箱とロイズの新作一箱も追加(どれも大好評)。おいしそうなトマトのジャムを二瓶。小さなマリモ一瓶。出張風サラリーマンで牛詰めの飛行機で羽田まで。そして午前中、出社。

結局、札幌ドーム以外は深夜のススキノを一周さまよっただけで、翌朝どこにも寄れず、観光としては非常に割高な小旅行(?)でしたが、試合の結果も内容もよし、札幌という街の魅力も再認識、行ってよかったなあ、やっぱし。……でも今度はゆっくりしますよ、絶対に。