KPO -“知恵”のアウトソーシング、か?
KPO (Knwoledge Process Outsourcing)は昨年後半からBPO 関連のレポートやニュースで時々目にするようになりましたが、ごく最近になって、雑誌『クーリエ・ジャポン』5/18号の「インドの急成長ビジネス“オンライン家庭教師”」という記事や下記のようなサイトやブログで立て続けに目に入り、気になって来たものです。バズワードの一種ということで。
KPO の定義のようなものは、上記記事中の表現を借りると、
オンライン授業、特許申請、法的請求や保険金の請求手続き、金融・経済調査、各メディアコンテンツの提供、翻訳業務など、専門的技能やノウハウ、資格を必要とする知識集約型コアビジネスのアウトソーシングとなるでしょうか。
他の記事(ブログですが)では下記のような業務も含まれています。
BPO はノンコアの作業を外出しするものでしたが、KPO はよりコアに近いものですね(特に4点目とか)。
- 中小企業の税金還付手続き
- 業績発表の速報の作成
- 証券会社の市場調査業務
- 企業エグゼクティブがプレゼンで使う資料の作成
上記記事にもありますが、産業としての規模もそれなりの大きさになりそうです。
Knowledge Process Outsourcing [Outsource2India]
Get Ready for Knowledge Process Outsourcing [CORANTE]
何しろインドの会社が、価格の安さだけで勝負できない/したくないと言ってるんだからおそろしいですね。
インドのITサービス業界では、 "From BPO to KPO and Beyond"という掛け声で、こぞってKPO ビジネスを推進しているとのこと……まじヤバ。