さいスタ2009


結局いつものアウェーゴル裏席。視界に入るのは青だけど。

代表戦で満員のさいスタはひさびさだ。バックアッパーまで使っての青いコレオは初めて観たかも。

目の先の「バーレーンエリア」には(多分)バーレーン人の男二人だけ。国旗の小旗持ってるけどもちろん声など聞こえない。
他には……メインスタンド最前列、バーレーンベンチ裏に十人ほど。
過去経験した中で最小勢力だ。

日本の代表の場合、どんなアウェーでもゴール裏がある。時にはホームの空気に変えられるくらい。中立国ではあったけどジョホールバルはまさにそうだった。
アジア、いや世界でもサポの経済力(+行動力)という武器をもっと活かせないものかとふと思う。



今日のフォメはやっぱしバルサもどきな4-3-3か。日本独自にアレンジしたおなじみ"ちびっこスリー"というやつだ。玉田ワントップに見せかけて実はそうならないのがミソ。
中盤は日本人最高クラスのミドルパサーを両サイドに並べて中央にオールマイティな攻撃型ボランチを置く、とりあえずバランスよさげな布陣である。遠藤が多少引き気味だけど守備のブロックと言えるのはいつもの二人。いかにもメガネ好みなイケメンイレブン……あ、ごめん、長友は別枠。でも駒野に勝ったってことだから。

キックオフ。序盤からクルクル回るパス。セカンドボールもよく拾えてる。
でも崩せない。バーレーンのデカCB陣がゴール前から動じない。やっぱしちびっこスリーはちびっこ過ぎるのか。達也の突破、大久保のターン、でも前に壁。まともに撃っては弾かれる。

俊輔・遠藤からのサイドチェンジは有効。ギリギリのクロスが上がること数回。でもギリギリはギリギリ。本人もまわりも余裕がないから決まらない。そもそもSB単独の突破に賭けるようではいかんだろ。サイドを攻撃の起点にするのでも二人三人掛けて崩さんと。

後半。あれはいわゆるサイド寄せか? 片側でボールを回して相手を引き付け、集まったところで逆サイドを駆け上がったSBにパスを送ってシュートという甲府流。スペースメイクを意識し始めたならよし。でも一国代表監督ともあろうメガネがそんなレベルなわけないか。本家のサイド寄せ(仮)自体、長く通用しなかったし。
つうか、うっちーの決定力に依存する時点でまずいだろう、もしも本当にそういう戦法だったなら。そこにもう一揺すぶりほしいぞ。

試合は予定調和的に俊輔のFKで1-0勝利と。とりあえず荒れなくてよかったわ。相変わらず騒ぎたいだけみたいな集団多数だったけど、帰り途、ケンカは見てないし。

最終予選は2位通過狙いなんかねえ。とにかく本番でベスト4を目指すチーム作りには見えんかった。

あ、電車降りないと。