コンペティティーブ・スピリット
代表・バーレーン戦後のインタビューでうっちーが(fm J's GOAL)……。
「みんなゴールまで行く形は分かっている。シュートは、入るときは入るし、入らないときは入らない」
あぁ。
クールでかしこいのはステキなことかも知れないけど、そんな気持ちで打ったシュートならそりゃ入るわけないやと思ったよ。
同じ試合について湯浅さんがブログに「日本代表・・「オレが決めてやるっ!」という意志の爆発が感じられなかった」って、タイトルそのまんまなエントリ書いてた。
そのテーマ(筆者注:ゴールを確信する感覚)について、ジェフ千葉のアレックス・ミラー監督を追いかけているイギリス人の著名ジャーナリスト、フレッド・バーコーと話したのですが、その会話のなかで、フレッドがこんなニュアンスのことを言っていた。「そうそう・・アレックス(ミラー監督)も、そのポイントについて何度も指摘しているよ・・日本人には、コンクペティティーブ・スピリットが足りないってね・・」
コンペティティーブ・スピリット。まあ、相手に(自分にも!?)打ち勝つための強烈な意志・・っちゅうことですかね。
日曜日のナビ、今期三度目の柏戦。フォメはともあれ、"FW"の先発は新居ちゃん。
「(得点の場面は)自分がオフサイドかもしれないと思ったけど、とにかくシュートを打っちゃおうと思った。シュートを打ってオフサイドとレフェリーに言われてもいいと思った。
ミラーさんが新居ちゃんを買ってるところはテクニックとかいろいろありそうだけど何よりそのコンペティティーブ・スピリットだと思ってる。
点獲りてーって気持ちが並外れて強く強く伝わってくる選手、それが新居辰基だ。
「J3 Plus+」さんが二年ちょっと前に書いてくれていた。鳥栖の頃のことだけど。
それにしても、新居は凄い。これだけ、見ている人の心を揺さぶるプレーヤーは、J1でもそうはいない。新居のプレーを見ていると、日本協会がどうのとか、マスコミがどうのとか、川淵がどうのとか、オシムジャパンがどうのとか、そんなことは、しばしの間、どうでも良くなる。サッカープレーヤーとしての価値を示すのは、所属リーグがどこであるかとか、代表選手であるかどうかとか、ルックスがどうかとか、そんなもので決まるものではなくて、どれだけ、試合中に人々に驚きと感動を与えられるかどうかだろう。そういう意味では、今の新居は文句のつけようがない。
“驚き"、“感動"……今の代表は何がスゴイんだっけかなあ。トゥーリオのアタマか??
新居ちゃん、ゴール量産したら、メガネにさらわれるかも知れないけど、そういう勲章付けるだけの選手と思ってるんで許す。
とにかく、日曜日、頼む。
P.S.
ナビはB組5位か。
P.S,
フレッド・バーコーってライター、本でも書くんかな。