今年初めてのでんぐり（@ユニバ）

レディースのプレイを最後に観たのは去年12月の全女四回戦、対湯郷。先制するも追い付かれ、惜しくもPK戦で負けた試合だった。

その時PKを最初に外したのが9美穂子。試合後も口をヘの字に結んで心底悔しそうだったその雪辱を晴らすような会心のヘッド二発だったと思う。なでしこチャレンジへの選抜やその後の合宿、ライブも間近な音楽活動などの諸々が感情の量が大きな(何しろチーム1の泣き虫だ)彼女によい刺激を与えているのだろうか。最前線でのホールド、トリッキーなボールコントロール、裏への飛び出し、エースとして十二分の働きだった。
ツートップを組んだ8里沙は息が合ったコンビネーションで入れ代わる動きや抜け出すスピードで相手ゴールを脅かしてた。

湯郷戦で最後にPKを外した16史は、スタッフに抱えられてあらゆる自信を無くしてしまったかのように弱々しく見えたあの時の姿が嘘のように堂々と右サイドを押さえ、時に前衛に上がっていた。
左SBは5柄早。短くパスを繋ぎながらワイドに展開するINACにスペースを使われながらも両サイドの防御にほころびはなかった。

なでしこチャレンジ組のもう一人、28佐智江は最後尾でボールを弾いていた。高さも速さも共にあり、常に落ち着いてDFラインを守り続けた3麻衣子と共にゴールエリアでのINACの決定的チャンスを許さなかった。オフサイドも取ってたなあ。

GK30由貴は今期移籍組。TASAKIで重ねたL1経験は伊達じゃない。一つ一つのプレイに余裕があり、安心して見てられた。キックも長くよく飛んで。先発を争う1麻由が学ぶところは大きいと思う。大きな17番と1番のようなよい関係で。

同じく移籍組の10愛美はとにかくうまかった。14金ちゃん以来のテクニシャン。4-4-2の右ボランチ前めのようなポジションで密集の中あるいはサイドライン沿いでもボールを奪取しキープし着実に味方に繋いでた。足先に吸い着くようなボール裁きに感嘆。
アンカー気味の左ボランチは新潟から一足先に移籍した19宏美。スーっとパスの出し先に近寄る危機察知力。

23ミッチーは今日もミッチーだった。L1の舞台でプレイできるのが楽しくて仕方がないとか言ってたね。昨日の深井に負けず劣らず、まさに全身弾けるように右サイドをバイタルをピッチ全体を走ってた。爆発するスピードに誰も追い付けない。先制点を生んだクロスは右コーナー手前、DF二人が伸ばした脚の間を抜けたものだった。あの位置あのタイミングでの挑戦と貪欲さがゴールを手繰り寄せた気がする。

ミッチーが深井なら22ユッキーはヤザーか。その天才的な(変態的な?)ドリブルセンスにおいて。二人掛かりでやっと引っ掻けられるくらいの厄介さ。イエローをもらってしまった場面も相手の捨て身のタックルがきっかけだった。倒されてしばらく横になってたのがあまりにスクッと立ったので遅延行為と受け取られたらしい。二三歩歩いてまた足を押さえてうずくまったけど、演技なのか天然なのかよくわからん。
イヤーブックで美穂子から上がるタイミングが読めないと言われた"味方も欺く"クロスがその美穂子のへッドでゴールに繋がった瞬間、ヤザーから巻のへのクロスを思い出したよ。

試合終了。選手もサポも歓喜大爆発! L1での一勝がこんなに早く手に入るなんて!!
最前列に掛け降りるサポ一同。選手らはメインスタンドに向かって当然のようにでんぐり。リクエストに応えてもう一度。
それからチャント三昧・コール三昧。選手らがスタンド近くにあいさつにやって来る。一番のセンター寄りで旗を振る。

ちょうどユッキーのコールが始まった時、本人がやって来て目が合って、彼女が視線落としたら俺ユニの"22"が目に入ったらしく、顔を上げてニコっと微笑み返してくれたとさ。
スタジアムに来るとそういう超うれしいことがあったりするんだなあ(ﾌﾌﾌ。とにかくおめでとう!!だ。

その後、スタンドに上がって来たミッチーは心からうれしそうだった。新しい自分のダンマクと記念撮影したり、自らそれを畳むのを手伝ったり。「次はホーム・フクアリで!」と声掛けたら元気よく強い目線で「はい、がんばります!!」と答えてくれた。

19日13時KO。次節の相手は王者・ベレーザ。今日は去年二戦二分だった高槻に4-0で完勝した超難敵だが、どんなチャレンジを見せてくれるか、今から楽しみで仕方ない。フクアリでの初のホームゲームにミッチーはじめどの選手もwktkしてるに違いないね。
ジェフサポ特に近隣の方にはぜひとも参戦してほしく。あちらは全女決勝の国立に二三百人はいたんだなあ。ホームなのに応援で負けるわけにいかないから。
前日から週末二日使っての連戦はキツイかも知れず、でも、何卒よろしくお願いいたします!

P.S.
いちおう公式追加。

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