信州桔梗ヶ原〜勝沼

ワインと休息(?)の初日。「スーパーあずさ」何とか号で向かう長野・塩尻。夜は中華でワインな十数人のキックオフ大宴会。何飲んだかおぼえてないぞ。持って行ったのは、エグリウーリエのノンドゼとドライリバーのチャルドネ '02。しかしドライリバーはブショ……。

二次会はどこかの部屋で数名で。'04のブロック5@フェルトンロードはしっかりおぼえてる。いろいろ話しましたね……あまりおぼえてないけれど。
ワインと労働の二日目。目ざましどおりに目ざめたら集合時間という幸先悪し。旅館ご飯でハラいっぱい。

タクシーで着いたメルシャン桔梗ヶ原農場。一面の垣根にふさふさのブドウたち。ハサミを借りて奉仕の場へ。

農家さんの指導はしっかり悪さしそうな粒を落とすこと。摘み取ったブドウの房は、裏表見て、カビが生えたり、干からびたり、痛んだり、未熟なものは全て×。やっぱし最高のワインになるのだから素早くていねいに。二班に分かれた片方は収穫もほどほどにお土産もらって観光っぽかったようだけど、ガチンコなこっち組でよかったさ。つまみ食いで時々リフレッシュ。

二時間後、バスでメルシャン勝沼ワイナリーへ。。午後から組も集まって総勢30人くらい? よくわからんままカッパと長靴に着替えてワイナリーへ。一泊組はアルコール抜くために……じゃないけど洗浄班へ。つーか、まじ大汗かいてアルコール完全除去。ひたすら洗浄済みのブドウが入ったケースを積み重ねてました。一箱10kg×9個×5段を何回繰り返したかなあ。ぐったりヘトヘトでけっこう腰にきましたよ。

そろそろ限界というか、もう限界超えてた気がするけど終了の笛が鳴って一休み。汗ふいて、そこらウロウロして選果台の脇で選果のフォロー。午前中の摘み取りの基準でいうと完全×なのが流れてくるんだなあ、これが。それもまたひたすら、あきないもので。横からだと見えるものが上からだと消えてしまうのも不思議な感じ。あ、ワイナリーツアー中の人たちに観察されてるし。

しばらく経って選果も終了。完全に着替えてワイン祭り中のワイナリーをうろうろ。試飲してる人、買物してる人。それからお土産もらうオレ。想像以上のにぎわい、楽しんでる人の顔。まっとうにやってるワイナリーの姿にうれしくなったりして。とにかくお世話になりました。

夕方。ぶどうの丘の頂上の「天空の湯」へ。温泉の湯がカラダにしみじみ染み入いりました。南アルプスに落ちる夕日、オレンジの空。改めて幸せ……。

夜、勝沼ぶどう郷駅近くでフレンチ、そしてシャトー・メルシャンの貴重なワインたち。新鶴のシャルドネなんて知らなかったなあ。マスキュランな北信シャルドネよりも好みかも。きいろ果はすでに根強い人気っぷり。桔梗ヶ原メルローは「シグネチャー」どころか二度と飲めないだろう'94に'90まで…… '90よかったなあ。斎藤さん@メルシャンの語りの情熱、応援しないわけにはいかないな。

帰路。「かいじ」何とか号でも飲まないわけにはいかない私たち。いまいち人気なかったことにして抱えてた'94が電車の中で化けましたと報告。'90はどうだったんだろう?