リフレインが止まらない。

一週間前の日曜日から夜の道を歩いているといつの間にかふと口ずさみ、いつまでも終らない曲がある--歌うと言っても声に出ない場合がほとんどだけど。その当日も、翌日も。昨日だってそうだった。

曲というかチャント。たった二行の、それ以上ないシンプルな詞にシンプルなメロディライン。疾走するスピード感とパンクなあおりが、対象である選手のイメージぴったしで、他の組み合わせは全く考えられないくらいだった。多分、真っ当な犬サポなら歌詞なしでも彼の曲と当てられると思う。

ゴール裏でもサポミでも人気投票したりアンケートを取ったら先ず間違いなくそちらが選ばれていたと確信する。内容の良し悪しで目隠しで手を挙げてもらったなら、パンテーラ担いでる若者たちだってきっと手を挙げてくれたはずだ、その幻の新曲に。

半分以上当事者として、チャントの提案を手伝ったのは、参加しているところ(?)のミッションというよりは、その前の活動からの流れというか、お礼返しみたいなものが自分内のきっかけだったはずだけど、何よりそのチャントが至極魅力的で本当に彼にふさわしく、本人が聞いたなら間違いなく気に入って、決してうれしいとかありがとうとか言わなそうだけど、きっとゴールという仕事でよろこびを表してくれると信じられたからだった。もしそれが選ばれていたならば。

参加しているところ(?)の者としては、結果を出せず、申し訳ないです。それ以上に、一自分として、今さらながら、時間が経てば経つほど悔しなってくる。

でも、未だにそのチャントを彼のために歌う機会があるような気がするんだなあ……というか、いつか彼の目の前で歌いたい。

そういうわけで、代わりのチャントが流れてる間は絶対に乗らない。タオルも回さない。多分名前をコールしてるでしょう。いつもより気合いを込めて。