日本平の神様

今週の「ジャイキリ」はアウェーの等々力。

「詰めろ 詰めろ」
「アウェーは固まって声を出そう」


とか叫んでるETUの羽田さんに日本平デジャビュー。リアル過ぎ。

いつもよりけっこう詰めたけど写真の中にも入ってないなあ。

結局、パーフェクト『U-31』は4日朝9時から18時までブッ通しの授業の後、19時から終電近くまで宴会、翌朝日本平行きという流れの中で、手に入れられず、今さっきやっとゲット。今度はマンガの中に様々な選手や試合がデジャビューでまいる。

とにかく。

日本平の試合はサッカーの神様がガチで90分のTGをやる機会を与えてくれたものと思うことにする。ミラーさんだっていろいろ試したいことあったのさ。だから、長い間、または最近特に働き過ぎだった選手は先ずお休み。それと、スタ来たら自然にテンション上がってしまいそうな選手は完全に隔離してお休み。

クッシのスタメンには心どよめいた。wktkだ。髪の毛短く、誠実な好男子っぽくなった彼の、ゴル裏でコールされた時のはにかんだような笑顔。きっと乙女ならイチコロだ。

しかし、団体さんは歌わない。何故?? 背中に圧力を感じたので、やる。最終的に拾ってもらえてよかったなあ、太鼓付き。あ、クッシにコールとチャントの違いを教えておかないと。:p

日本平は開放型のスタジアムだけど、山の上で空気が薄いためか、声がよく響く(気がする)。おまけに来てるサポ少ないから選手の名前とか叫ぶと反応がメチャ早い。大輔、浩平、ミシェウ……、手を上げて応えてくれる笑顔がうれしい。

二段前の“何故?"の理由はチャントがある選手が少なかったから? 浩平も三度も繰り返されるとは思わなかったろう。オレらも思わなかったから安心してくれ。間置いて、ひさびさの孝太チャント。

勝手チャントは分裂みたく思われかねないのが難。浩司のもやると思ったけど、待てども来ないので。勝手に半コーラス。

で、試合(略)。

90分に近付く時間帯でのCK。声援のボルテージが上がり出す。スイッチが入る。百人もいないだろう数なのに、後ろからの声が厚く一つになっていく。その渦の中に溶けていくような自分の声。止むことなく続く。レッツゴー。

でも、モーメンタムはあちらに移ったまま。8月のフクアリのテセのように抜け出した岡崎に、憲剛のようなパスを送る大前。ポストに当たったボールは、一瞬、どちらに行こうか迷った後、相手サポの側に向かって飛び跳ねた。

ゴールの前、大の字になってびくとも動かないクッシ。ゴールの脇、体育座りの昇平。

なぜだか自然に目の奥が濡れ始める。やべー。でも止まらない。序盤のどんな負け試合の後もそんなことはなかったのに。精々、フクアリで柏戦の後、アメグレを歌った時くらいだ。負け試合で初めての経験だった。

とにかく。

90分ちょっとで終わったのは、サッカーの神様が、走り続ける選手らにもう走らなくていいよと伝えたかったからだと思うことにする。勝利があちらに転んだのは、「残留」に集中しろってことだと思うことにする。

うちと大分、本気なんだか、フリなんだか、わけわからんこと言って怒ってる風の、カピタンの後継ぎなのに会長とかいう人がいますけど、清水が負けてたらそちらに槍先が向かっただろうと考えると、何れにしろ、サッカーの神様に祝福されないことを言ってるんだなあ。その意図を理解してないから、神様に呆れられ、人心も離れてしまうんだ。

そもそも大分が勝ってたら、その件は何もなかったはずだ。いわゆる、トバッチリってやつだ。迷惑をこうむった分は明日しっかりお返ししてもらわねば。1日だって国立で応援手伝ったげたじゃないか。九州の人は義理堅いって聞いてるので、信じてます。サッカーの神様に対するほどではないけれど。

とにかく。

こんなに悔しい試合はなかった。