「みんなで勝つカレー!」
「モーニング」のその号は『ジャイキリ』がいつにも増しておもしろい……つうかステキな話だったので何度も繰り返し読んだものだった。カレーパーティの回だ。
この界隈のちまたでもそんな言葉を交わしてた。何だかわからない熱い感動(?)と共に。「やってくれんかなあ」「やりてーなあ」「どーやったらできるだろうなあ」なんて話したこともある。
それがだ、先を越されてしまってたんだった、東京さんに。12月13日、公式発表。
12/20(土)対清水戦[ユアスタ]が天皇杯準々決勝となります。天皇杯を戦い抜き、念願の優勝、そしてACL出場権を勝ち取るため、選手・監督・コーチをはじめ、クラブ関係者、ファンのみなさまの一体感をより強くしていきたいと考え、『みんなで勝カレー!』を実施することになりました。“かつカレー" を食べて、心を一つにいっしょに戦っていきましょう!
16日、うちで言えば姉崎な小平グラウンドで150食。選手からサポに配られたとか。
「J's Goal」にも記事が載っていた。
[ F東京:みんなで勝カレー ]
みなさんにカツカレーを振る舞う「カレーパーティー」。約300人のサポーター、選手、スタッフ、メディア、みんながカツカレーを食べて天皇杯制覇に向け団結した。
もっとも、選手やスタッフが買い出ししたり料理したわけでなく、「新宿さぼてん」製。監督以下チームは、配膳後、クラブハウスで食事したという。
しかし、それでも先を越されたことに変わりなく、しかも、『ジャイキリ』からの社長の発案とか。13日の「中日スポ」に記事があった。
クラブ内外の結束をさらに強めようと、村林社長が人気漫画「ジャイアント・キリング」をヒントに大昼食会を発案した。
先越されたのはちょい悔しいけど、トップが率先してそう仕向けようとする姿勢があるのはすばらしいことだ。そういうチームは強くなる。リーグ戦6位のクラブに対して15位のうちが言うのも何だけど。実際、20日の天皇杯・清水戦、2-0で勝利した。しっかり、成果が表れた。
トップの姿勢はうちも変わらない。何しろオリジナルは『ジャイキリ』なんだから、うちがやっても東京のパクリにはならない……と思う。カレーじゃなくてもいいんだし。
選手も フロントの人間も 地元の人達も
食堂のおばちゃんも ジュニアのコーチも
皆 一緒になって ひとつのことを共有してる
これがクラブだよ 後藤ピッチに立ってプレーするのは11人……
でも それだけじゃ リーグ戦の長丁場は戦えないベンチ フロント サポーター クラブに係わるたくさんの人……
そのすべてが 同じ方向を向いて 同じ気持ちで戦うんだそれが出来りゃ ETUは もっともっと強くなる
『ジャイキリ』#89、達海猛の言葉を思い返す。