第1節

至って正気ですが少々キレキレです。決して完熟マンゴーサワーのおかげではないッス。

今日の試合は元々の戦力の差−−ボール裁きの技術にしろ意識の繋がりの成熟度にしろ−−以上に、此の一戦に賭ける思いの差を感じたものでしたよ。もちろんうちの気合いは100%充満していたもののあちらのそれは超えていた。みながみな一週間前の雪辱を晴らそうとするかのようにボールに寄り、敵手にプレスを掛けていた。その速さコンマ数秒にしろプロの世界にあっては十分なものだった。迷い惑いボールを機会を失う我が戦兵。

さらに増して貪欲にゴールを欲した敵監督。地に堕ちた評価を回復したいがごとく前線に戦力を投入し続ける。その狂気において勝ってたとあえて言おう、その意地と誇りにおいて今日に限っては。結局FW全員登場と。

敗戦後、悔しさ満面の我が選手の顔に明日への希望を見る。

支える人たるサポーターが先にあきらめてどうするんだよ。それを学んだのが去年一年ではなかったのか。闘うのは選手だけじゃない。