菅澤コーチ(U-18)

愛読しているブログ「プロパガンダファクトリー」のちょっと前のエントリーに「ここを変えればクラブは良くなる。」というエントリーがあった。
サッカー高校選手権中継での(立場上止むなしかも知れない)日テレアナの部活サッカー礼賛に苦言を呈する形で始まって、高校とユースの各々の長短をうまくおもしろく比較評価した良記事だと思う。

その文中に今年新任の菅澤大我・U-18コーチが登場していた。少々長いが引用する。

菅澤大我というコーチがいる。
ヴェルディ、名古屋でクラブユース選手権U-15を制した。
単に「勝たせる」指導者ではない。
何しろ森本貴幸の中学生時代を指導した人材である。
彼は昨年、京都サンガU-18の監督に着任した。
夏のクラブユース選手権でベスト4入り。早速結果を出した。
プレー選択の精度が上がって各選手の持ち味が引き出されていた。
駒井善成伊藤優汰といったドリブラーが機能していた。
京都は下部組織に積極的な投資をしている。
寮、練習場と理想的な環境である。
更に代表レベルの子が何人も集まっている。
このまま菅澤さんが教えれば凄い人材輩出源になる。
そういう楽しい予感があった。
しかし昨年末に菅澤さんが退任するという話が漏れ聞こえてきた。
既にジェフ千葉U-18のコーチ就任が発表されている。


興味を引かれてググったら紹介記事がいくつも見つかった。その中から「スポーツライター鈴木智之の記録」の「京都U-18」というエントリーを拾ってみる。また少し長いけど。

今年、京都U-18の監督に就任したのが、菅澤大我監督です。

菅澤監督はかつて東京VのJr、Jrユースを率いて日本一になり、その後、移籍した名古屋U-15でもクラブユース選手権で優勝しました。

森本貴幸(カターニャ)や菅野孝憲(柏)を中学時代に指導していた人でもあります。

菅澤さんと知り合うきっかけになったのが、サッカー小僧の編集部の人からの紹介でした。(よくぞ紹介してくださいました)

名古屋まで育成についてのインタビューをしに行ったのですが、とにかく話がおもしろい。ちょっと普通の人ではない感じで、視点が宇宙的なんです。

ぼくもたくさんの育成年代の指導者の方々に取材してきましたが、菅澤さんはちょっと異質です。

「こんな人、いままで会ったことないなあ」と思うと同時に「中学時代、この人にサッカーを教えてもっらたら上達するだろうなあ」とも思いました。

その後、某会場で偶然お会いして話をうかがうと「京都では『プロになる前段階として、こういうことは身につけておきたいよね』というのを教えたい」と言っていました。


おもしろそうな人だ。
今年のU-18は大木監督が一歩引いて菅澤コーチに指導を一任しているという話も聞く(2ちゃんだったかも知れないけど)。大いに期待したいところだ。

ただし、心配なのが京都を一年で出ていること。「プロパガンダファクトリー」でも“喧嘩別れ"の例のように書かれている。本当にそうかどうかは不明だけど。

しかし昨今は「有能な人ほどチームを出る」傾向がある
引き抜きならおめでたい話なのだが…。
漏れ聞こえてくるところによると喧嘩別ればかりだ。


ぜひとも長期の一貫した指導でユースを育成・強化してほしいものだ。
機会が合えば試合も観に行きたいな。