IBMのSaaSなBPO

今朝(3/19)の『日経産業新聞』に「BPO需要拡大――中堅からも新規受注、本業強化支援、問われる工夫(ITトレンド)」というコラム記事。富士通が3月1日に「BPOセンター」とか発表し、IBMが先週BTO事業発表会とかやったのを受けてのものでしょね。NECもいつの間にか何か言ってたみたいだし……あ、取材あったんかな。

それでそのIBMなわけですが、「IBMの“仕事の仕方”をネット経由でお安く提供します」(@IT)なんて言われたら、お客さん、思わずOKしちゃうのかな。

まあ、これは「@IT」の見出し勝ちとして、もっと詳しい「MYCOM」の「IBM、中堅視野のBPSサービス - BTO事業に弾み」って記事にもどちらにも、SaaSどころかASPの文字もないけれど、これはもうタイトルに“ネット経由で”と入ってるのがわかりやす過ぎるとおり、明らかにSaaS付きBPOというか、BPOSaaSというか、BPOのツールとしてSaaSのアプリを使うというパターンですね、明らかに。やっぱし、眠れる巨人が目を覚ましかけてるってことですか。

# SaaSとか本当に明に言ってないとしたら、トレンド追いかけてるんじゃない!って自己主張してるみたいでちとおもしろいかも。

経理財務、人事、購買、CRMという4つの領域を業界共通のプロセスと位置づけ、これに金融、流通、製造、公共といった業界固有のプロセスを組み合わせる形で提案。


というあたりは当然の流れとして、

一方、BTO事業においては、成功報酬型契約の開始や、グローバル・デリバリー・センターの活用推進に力を注ぐ。 成功報酬型契約は、BTOソリューションによってもたらされた業務コスト削減額の一部を成功報酬として得るもので、「顧客と成功を共有することにより、深い信頼関係を築くことができるほか、顧客にとっても、低いリスクでビジネス変革への取り組みが可能になる」とした。


とか言って、"Deliverd value pricing"を密かに盛り込んでたりして、まあ相変わらず抜け目ない巨人ですねえ、まったくもう。