【OBII】“ラボ”対決の夜

所属してる団体、「大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)」の第3回毎月ミーティング、今月は30日(金)の「gooラボ vs. @niftyラボ」が無事というか予想以上に懇親会まで盛り上がり続けて終わりました。

gooラボからはβリリースしたばかりの「携帯動画パノラマ実験」、@niftyラボからはソーシャルタイムラインサービス「@nifty TimeLine」が登場し、各々15分ほどのプレゼンの後、gooラボは「新企画」および「プロモーション」案を、@niftyラボは「マネタイズ」案のお題が出、三十数名の参加者を三人一組に班分けして、各々の課題解決に向けて一時間議論してもらいました。

三人という人数は、それ以上増えると一人一人が話す機会や時間が減ってしまうという点で(二人だと煮詰まるし)適当なところと思ってましたが、けっこう当たりだったようですね。チームを組んだ途端にどこもものすごい勢いで議論が進み、傍から口出しし辛いほど。全員がアイデア出し合い、練り合ってたようでした。

いつまでも話は尽きないようでしたが、一先ず打ち切って、各班から一二分での発表へ。
各々違う視点・切り口で、どれもおもしろかったなあ。特に「@nifty TimeLine」はB2Bのアイデアが相次いで新鮮でした。gooラボの代表(?)が「いいなあ、いいなあ」とうなってたのが印象的。

発表後、gooラボから一チーム、@niftyラボからニチーム、よかったところを選んで表彰式でパチパチし、恒例の懇親会になだれ込み……。アッと言う間の二時間でした。いやあ、事務局は深夜の明け方まで反省会の杯を重ねてたわけですが。

OBIIの公式サイトに早速TB付いてますが、両ラボのプレゼン内容も、参加したみなさんには各々の開発進行ののスピード感や技術レベルの高さなどインパクトあったようですね。初参加の人が多かったでしたが、口々におもしろかったと言ってもらえてうれしかったです。

各々ニ三名ずつ参加したラボの人たちもお互い刺激し合い、共感し合え、交流できたようでした。そのあたりも望むところでよかったです。

両ラボ共、“レガシーな超大企業グループの中で異端な位置付けにある会社の、さらに先端な取り組み”という共通点はある一方、違いもやはりありますね。簡単に整理すると、

@niftyラボ〉

  • 専任っぽい名前の組織はあるけど、少人数の事務局的位置付け。開発はあくまで自発的で非公式なバーチャルチームで、オフの時間をやりくり。もちろん運用は本業の組織で。
  • ニフティと(富士通の)研究所の連携はあるが、ラボではなく、本サービス向け。ラボはあくまで社内の自主的なアイデアを活かすためのものかな。
  • ラボ公開と本サービスの壁はそんなに高くないみたい。よいものはどんどんシフトして行く感じ。

gooラボ

  • 正式なサービス開発/運用部隊があり、専任ではないが本業として認められてる感じ。
  • ホンモノの研究所との連携が密……というか研究所のアイデアを外出しする場という印象も。
  • ラボからさらに外出ししてサービスビジネス化するまでのハードルは高くて厚い様子。塩漬されないようにしてほしいっす。


ともあれ。大きな会社の中でもイノベーティブなこと出来るんだぜ!というOBIIの趣旨に即したつもりの今回の企画、この方向性での発展展開もキープですね!