ウィジェットストリームアタック!

元々、すごい状況だったわけでしたね。

OSとアプリの関係とはちと違う関係。

両者の関係が共生的であれば、その複合組織は大いに成長する。ところが、一方が他方に寄生する関係だと、宿主(ホスト)は将来的に自身を存続させるために寄生者を追い出す必要が生じるかもしれない。


そして、

ホストとウィジェットのスターダンサーらによるこのバレエの第一幕は、どうやらMySpaceがトップダンサーとして舞台を一巡りした後、Photobucketを獲得したことで幕が閉じる様相を呈してきた。


ただし、

この発展し続けるウィジェットの経済システムには、もう1つの難題がある。業績好調ないくつものウィジェット企業によって大規模なディストリビューションが実現したことで(略)、複数の新興サービスプロバイダーがウィジェットアグリゲーターとしての展開を画策し始めた。

支配的な立場のホストと単独のウィジェットプロバイダーとの間に生じる経済システムをうまく調整するのが難しいとしたら、ホスト、アグリゲーター、そしてそのアグリゲーターのサービスに統合される流動的な数のウィジェットプロバイダーが関与する経済システムでは、どれほど調整が難しいか想像してみてほしい。


でも、

このようにさまざまな難題はあるものの、ウィジェットをめぐる経済システムに対する私の見方はきわめて楽観的だ。ウィジェットとホストの関係のうち圧倒的多数は、実に共生的なものだと私は確信している。

したがって、ウィジェットをめぐる経済的な仕組みを今後数カ月から数年の間にうまく整理できるかどうかは、ホストおよびウィジェット企業にかかっている。


以上、FacebookAPI公開前史。“開放宣言”はこのエントリが書かれた直後に発せられました……関連性は知らないけど。

SNSAPI公開以前にウィジェットエコノミーが存在するかどうかが大きなポイントか。

ともあれ。

オレを踏み台にしたのか!」……いや、何となく。